株式会社TAKUMI(本社:東京都港区芝4丁目3番6号 代表取締役社長:重南 修)は、このたび、組込み機器向けグラフィックスの標準APIであるOpenGL ES1.1規格に準拠した、高性能3Dグラフィックス・アクセラレータ・IPコアの新製品「GT4」のライセンスを開始いたしました。
GT4は、3Dグラフィックス・アクセラレータの従来製品「GP」、「GT」、「G2」の実効描画性能を大幅に向上した新製品です。GT4は、当社の第3世代グラフィックス・アクセラレータ・IPコアとして位置付けるGV330(OpenVG1.1規格対応製品)・GV550(ハイリッドOpenVG1.1 / OpenGL ES1.1両規格対応製品)の基本アーキテクチャを踏襲し、実効描画性能を大幅に向上しました。これにより、GUI等の3Dグラフィックス・アプリケーション描画において、高解像度の表示デバイスでも滑らかな描画を実現します。
GT4の主な特徴は以下の通りです。
・高性能な3D処理性能 -最大10M triangle/秒
・バス利用効率の最大化、描画アルゴリズムの最適化による実効描画性能の大幅な向上
・対応テクスチャ・イメージのサイズ拡張 -8K×8Kまでをサポート
・イメージフィルタ機能他GUI用途向け独自仕様
・高速化モジュールのオプション化 -性能と回路規模の最適選択
取締役兼研究開発本部長の新田博之は次のように語ります。「GT4は、本年4月にリリースしたGV550と同等の3D機能および描画性能を持つ新製品です。OpenGL ES1.1対応のみの製品をご要望のお客様にも、その性能等で好評を得ている当社第3世代コアをお選び頂けるように致しました。あらゆる組込み機器のシステム要件やアプリケーションなどからのGPUに対する機能や性能、回路規模要求に応えるために、当社はGSHARK-TAKUMIの幅広いラインナップと、IPコア製品毎に設ける高速化オプションによるスケーラビリティ等により、お客様の多様なニーズにマッチする製品提案を行ってまいります。」
株式会社TAKUMIについて
株式会社TAKUMIは、独自の2D/3Dグラフィックス・アクセラレータ・IPコア(LSI用のハードウェア回路) 「GSHARK-TAKUMIシリーズ」を開発・ライセンスしています。組込みシステム向けに特化した高性能かつ小規模・省電力なリアルタイム2次元・3次元描画処理が行えるグラフィックス・アクセラレータ・IPコアや、グラフィックス・ライブラリの開発に注力し、あらゆる組込み機器の表示装置の表現能力を豊かにするソリューションをお客様に提供してまいります。
本ニュースリリースに関するお問い合わせ先
株式会社TAKUMI セールス&マーケティング・グループ 電話:03-5419-8690
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